何かと、食の安全が脅かされている今日この頃。
我が家では、旬のタケノコを冷凍保存して一年間少しずつ食べています。
今回は、そのマル秘(?)保存法をご紹介します。
数年前ヨーロッパ旅行で、学会帰りの九州在住のDr.ヨコセさんに
ウィーン空港の待合室で教えてもらった方法です。
既に、書いたように旬の時期になると熊本のタケノコはとてもお買い得になります。
さらに、”熊本のタケノコには、灰汁がほとんどない”という特徴がります。
安い時にたくさん買って、保存すれば、年中安全なタケノコが楽しめるということになります。
1.安くなったら、まとめ買いします。
2.袋から出して、表面の土を落とします。
3.包丁で、およそ半分に切り分けます。
4.不要な皮の部分を、親指の腹を使ってはずします。
5.むき終わった状態のタケノコです。
6.ピーラーを使って、外側をきれいにします。
7.下側の土の付いていた部分などは、きれいにはぎとります。
8.適当なサイズに分割します。これは、冷凍庫に入れる場合、かさばらないようにする為と使う分だけを取り出すという目的があります。
9.軽く水洗いした後、水気を十分とって、ひとかけらごとラッピングします。
このとき、余分な水滴がタケノコに残っていると、氷が細胞壁を必要以上に破壊してしまいます。
水分が多すぎる状態での冷凍は、食感が損なわれるのでご注意ください。
10.ラッピングした、タケノコをフリーザーバッグに入れて冷凍します。
11.小分けしてあるとスペースに有効に使えます。
12.このようにして袋詰めしたタケノコを冷凍庫に入れて
一年間楽しみます。一番最初の写真のタケノコが
2時間後には、こんな形になって冷凍庫に入ります。
一年くらいは、十分もちます。
<使用時> 料理に使いたい時は、フリーザーバッグから必要量取り出します。
そして、包丁で切れる状態になるくらい半解凍します。
刻んだタケノコを一時間ほど水にさらします。
このとき、水が白濁するようなら、こまめに換えてください。
(この”さらし”が不十分だと”熊本のタケノコ”でも渋みが出ることがります)
後は、料理に使うだけです。
簡単でしょ!
<ポイント> ☆生のタケノコなので余分な水分がなく、冷凍時にさほど細胞壁が破壊されない。
☆灰汁抜きしたタケノコを冷凍すると、既に細胞壁が柔らかくなっているうえに、過剰の水分があるため、解凍時にぐちゃぐちゃのスポンジ状になってしまう。
☆本州のタケノコと熊本のタケノコは、別物と考えたほうが良い。
さて、正月まで、残っているかな??
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