熊本ふるさと市場で購入した、”不知火”。
1ネットは、680円とか480円とかで売っていた。
しかし、私には、どんなものなのかわからなかった。
見た目は、デコポンのようだが?しかし、それなら激安だな。
実際、レジでお金を払った時の品名区分はデコポンだった。
帰宅後に、いろいろ調べよう。
中でも、最も安かった
1ネット、480円を買ってみました。
このネットは、一つ一つビニール袋に包まれていました。
1個、およそ280gで、全部で23個入っていました。
5kg強で1ネットというところでしょうか。
多少部分的に、黒ずんではいましたが、腐っているものもなく
十分許容範囲です。一玉、300g近くあって、20円なら問題なしです。
さっそく、食べてみました。
甘くて、おいしい柑橘類です。
種もまったくありません。外側の皮は、指で簡単に剥けます。
中の薄皮も剥かずに食べられます。しかも、八朔のように苦くもありません
しかし、これが山積みで激安販売されいるのはなぜなのだろう?
そもそも”不知火”とは?
交雑年 :1972年
交雑組み合わせ:清見×中野3号ポンカン(きよみ×なかの3ごうポンカン)
品種の説明:
果実の大きさは230g程度で、デコ(カラー)を有する倒卵形。果皮はやや粗いが、剥皮性は良い。果肉は橙色で柔軟多汁、じょうのう膜はやや薄く、食べやすい。熟期は2月中旬から3月上旬。糖度は14~16度、クエン酸含量は1.0~1.2%となり、食味良好である。乾燥が激しい年は減酸が遅れるため、積極的に灌水を行うなど減酸を促進する対策をとる必要がある。結果期にはいると樹勢の低下が問題になることが多く、この解決に向けて現在根部の生育との関連から精力的に研究されている。減酸の進み具合によっては収穫後の貯蔵期間が長期にわたるため、腐敗果発生防止等貯蔵管理技術が重要である。この品種は、農林登録、品種登録はされていない。
そういうことか!
今が旬だから、多量に市場に出回っているということのようですね。
そもそも”デコポン”とは?
1972年、長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)にある農林水産省果樹試験場口之津支場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)で、清見(きよみ)タンゴールと中野3号ポンカンを交配して誕生した。
果形は果梗部にデコが現われやすく不揃いになりやすい、果皮は見た目が粗く成熟するとややくすんでしなびるなど、外見上の弱点が目立ち育成試験場では選抜対象とはならず品種登録はされなかった。その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)に伝わり、品種名を「不知火」として栽培の取り組みが始まった。古くから甘夏の産地として知られていた不知火町および周辺地域では1975年頃から甘夏に代わる柑橘を模索していたという事情も重なって、不知火海(八代海)沿岸の宇土半島、天草諸島、葦北地方などを中心に広がった。
1991年より不知火の中で糖度13度以上のものを選択して「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始された。歪な外見上の特徴を逆にセールスポイントにしようとして命名されている。1993年7月には熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が出願していた「デコポン」「DEKOPON」の登録商標が認可された(種苗登録はされていない)。熊本果実連は初出荷日の3月1日を「デコポンの日」として制定し、日本記念日協会に登録された。
つまり、不知火のブランド名として”デコポン”と呼んでいるということのようだ。
”デコポン”は結構いいお値段だが、”不知火”はご覧のように、格安で食べられます。
じゃ、検査に漏れた、まずい果物かというとそれは別問題で、不知火として売るには、制約がないから、糖度が13度超える場合も十分存在する筈で、実際私の買った5kg(”デコポン”なら2個ぐらいしか買えない値段”の”不知火”は、酸味も甘みもバランスしていて、糖度だって13度は軽く超えていると思われます。
みかん好きのみなさん!
今が旬の”不知火”がお勧めです。
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